入れ歯の治療には、保険が適用される治療と、自費のご負担で行う治療があります。
保険の入れ歯治療は、自費の治療に比べて費用も安く治療期間も短くて済みます。しかし、日本の保険制度は「最低限の原状回復」を目的としているため、使用できる材料や治療法に制限があります。また、保険の治療の場合、一度入れ歯をお作りすると一定期間(半年間)は新しく入れ歯を作り直すことができません。
そのため、例えば歯を抜いたばかりの歯ぐきの傷が治っていない状態で取り急ぎ不便のないように入れ歯を作った後、傷が落ち着いてからもっと快適な入れ歯を作りたいと思っても、すぐにまた入れ歯をお作りすることはできないのです。
その点、自費の入れ歯治療は使う材料や治療法、治療の回数に制限がなく、さまざまな選択肢の中から自由に選ぶことができます。患者さまのお口にしっかりと合う入れ歯をとことん追求できるため、装着時の不快感を軽減し、見た目にも自然で、長期使用に耐える強度を備えた入れ歯をお作りすることができます。
保険と比べて自費の入れ歯は「匠の入れ歯」といえるほどのものが作れますが、とはいえ誰にでもそのような自費の入れ歯が向いているわけではありません。
85歳以上、治療に時間をかけられない、通院が困難で訪問歯科診療を受けているといった場合は、自費より保険の入れ歯治療が向いています。しかし、入れ歯の見た目や使用感にこだわりを持つ方、長く入れ歯を使っていく場合などは、自費の入れ歯治療が向いています。入れ歯の治療法は、ライフスタイルやお口の中の状態によって違ってくるのです。
保険と自費、それぞれの入れ歯治療の違いを下記の表にまとめました。
価格 | 健康保険1割負担で数千円 |
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治療期間 | 2週間~1ヶ月ほど |
かけられる手間ひま | 最低限の原状回復を目的とした入れ歯なので、早く作製するため1つ1つの工程にかけられる時間や手間ひまは限られる。歯科医師ができる最大限の努力、こだわりはもちろん心をこめて作製します。 |
使える材料 | 歯科用プラスチック |
向いている人 |
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向いていない人 | お口に入れる入れ歯にこだわりのある方 |
メリット |
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デメリット | 使用できる材料や治療期間が限られているため、こだわりを追求して作ることができない |
入れ歯のイメージ | 残っている歯と並立しているイメージ。バネがかかる歯を揺らしてしまうため、統計的にも歯を抜くケースが多い。 |
価格 | 88,000~330,000円(税込) 上あごと下あごは別々です ※ご自身の歯の治療は、別途費用がかかります。 |
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治療期間 | 治療期間の縛りはない |
かけられる手間ひま | さまざまな材料から適したものを選択でき、材料はもちろん治療期間に制限もないため、歯科医師が最大限の技術と最大限のパフォーマンスを目指せる、追及した いわば "匠" の入れ歯 |
使える材料 | シリコンや金属のプレートなど豊富な材料から選択可能 |
向いている人 |
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向いていない人 | 通院回数や治療時間に制限のある方 |
メリット |
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デメリット |
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入れ歯のイメージ | 残っている歯を包んで守るイメージ |
ささがわ歯科クリニックの入れ歯治療は、まず実際にお口の中を見せていただきながら、保険と自費、どちらの治療が向いているのかご相談にのるところから始まります。
高額な自費の治療を無理に勧めるようなことはいたしません。一人ひとりのお口の状態、ライフスタイル、入れ歯に対するご希望などをうかがって、より適切な治療法をご提案させていただきます。
患者さまがきちんとご納得されてから実際の治療を行いますので、どうぞ安心してご相談ください。
月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | 日 | |
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午前 | ○ | ○ | ○ | ○ | × | ○ | × |
午後 | ○ | ○ | ○ | ○ | × | △ | × |
午前:9:30~13:00
午後:14:30~19:00
△:14:30~18:00
休診日:金曜日・日曜日・祝日